So-net無料ブログ作成

トランプと1つの中国 [トランプと中国]

トランプ氏は「1つの中国」政策について、「どうして縛られなきゃならないのかわからない」と発言したそうです。

今までアメリカは、中国の主張(台湾を分離した省とみなす)を尊重して、台湾を独立国家として扱うことは避けてきました。

トランプ氏は、これまでのアメリカ大統領やアメリカ次期大統領の37年来の慣例をあっさりと破り、台湾の蔡英文総統と電話で会談をしました。

「中国に命令されたくないし、これは僕にかかってきた電話だった。とても素敵な電話だった。短くて。それに、いったいなんでどこかの国が僕に、その電話は受けるなとか言えるんだ? 正直いえば、あの電話をとらないのはとても失礼なことだったと思う」

とフォックス・ニュースにコメントしたそうです。

トランプ氏の行動や発言には世界中がハラハラしますよね。

でも、トランプ氏の言う通り、かかってきた電話をとらないのもなんだかおかしいような気もします。

ジミー・カーター元アメリカ大統領が1979年、北京にアメリカ大使館を開設するには、台湾と断交する必要があったそうです。

~ 一つの中国をわかりやすく ~

第二次世界大戦後、中国では、毛沢東が率いる共産党が内戦に勝利。蒋介石率いる国民党は、台湾に逃げました。

アメリカは、共産圏への反発から当初は国民党を支持していたが、1972年にニクソン大統領が中国に訪問し、1979年にアメリカと中国は国交を樹立します。

アメリカは中国の主張を認め、台湾は中国の領土の一部とする「一つの中国」を支持し、台湾と断交していました。

ただ、アメリカは「台湾関係法(Taiwan Relations Act)」を制定し、台湾への武器売却を今も続けているそうです。

台湾関係法には、中華民国(台湾)に関するアメリカの政策の基本が法律として定められています。

台湾関係法は、アメリカと台湾の事実上の軍事同盟です。

アメリカは、表向きには中国を支持しているように見せかけて、台湾とは同じ利益関係にあるという矛盾した一面があるように私は思いました。

そもそもアメリカが中国と国交を樹立した目的は、ロシアと中国の結びつきを弱くし、世界人口1位の中国の巨大なマーケットを獲得したい(中国にたくさん物を買ってもらいたい)というものだったようです。

トランプ氏は、中国と国交を樹立した上記↑の意味を分かってないのかも知れないですよね。

トランプ氏は物事を複雑にするのが苦手なタイプのように私は思うので、中国と台湾とアメリカの微妙な三角関係をはっきりさせたいのかな、と思いました。

台湾の蔡英文総統は、2017年1月8日、元2016年アメリカ大統領候補であるテッド・クルーズ氏と会談しました。

その際に、中国からテッド・クルーズ氏に対して会談の前に、蔡総統に会わないように要請する書簡が送られてきたそうです。

これに対してテッド・クルーズ氏は、

「中国は、われわれが誰かと会うことについて拒否権を行使する立場にない」

と述べて不快感を示し、トランプ次期政権は台湾との関係を強化するべきだと強調したそうです。

アメリカの共和党としては、トランプ氏の考えを支持する方向のようですね。

中国側の言い分(中国外務省の陸慷報道官の1月9日の記者会見)は、

「われわれは、台湾地区の指導者がアメリカの政府関係者といかなる形式であれ接触し、中国とアメリカの関係を妨害したり破壊したりすることに断固反対する」

というもので、アメリカと台湾の関係が親密になることは、中国とアメリカの関係を妨害するものだという認識のようです。

さらには、1月14日、中国外務省の陸慷報道局長は

「一つの中国」原則は中米関係の政治的基礎であり、交渉することはできないものだ

とコメントしています。

アメリカと中国、台湾の関係は、なかなか難しいです。

関連記事
ドナルド・トランプ氏の発言(中国)
ドナルドトランプを中国語で
トランプと中国の発言
トランプと中国の電話

「アメリカ大統領選挙 2016」 目次



スポンサーリンク







共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。